「エマ・マットレス」と「テンピュール」
どちらも良く聞く名前ですね。
「エマ・マットレス」は高反発マットレスで有名です。
「テンピュール」は低反発マットレスの代表とも言えるブランドですよね。
腰痛が気になるマットレス難民にとって、どちらのマットレスを選ぶべきか悩みどころではないでしょうか?
この記事では、エマ・マットレスとテンピュールのマットレスを様々な観点から比較しています。
それぞれの特徴や価格、メリットやデメリットなどを比較してみます。
この記事を読み終わる頃には、どちらのマットレスを選べば良いか決まっていることでしょう。
エマ・マットレスとテンピュールのマットレスを比較する
早速、エマ・マットレスとテンピュールのマットレスを比較して行きましょう。
エマ・マットレスの販売元であるエマ・スリープからは「エマ・マットレス」「エマ・マットレスPREMIUM」「エマ・マットレス ハイブリッド」が販売されています。
比較対象としては、この中から「エマ・マットレス」を選択することにします。
テンピュールには、たくさん種類のマットレスがありますが、エントリーモデルである「テンピュール ワン クーリング」を比較対象とします。
販売会社と製造国を比較
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
販売会社 | エマ・スリープ合同会社 | テンピュール・シーリー・ジャパン有限会社 |
本社 | Emma Sleep GmbH.(ドイツ) | Tempur Sealy International, Inc.(アメリカ) |
製造国 | 中国 | デンマーク |
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エマ・マットレスは、本社はドイツのEmma Sleep GmbH.で、販売会社は日本の「エマ・スリープ合同会社」となっています。
製造国は中国ですが、Emma Sleep GmbH.の厳しく品質管理された認証工場で生産されているので、安心して使う事が出来ます。
※今どきはiPhoneなどのスマホも中国で製造されている事を考えれば、特に問題はないですよね。
テンピュール ワン クーリングは、アメリカ「Tempur Sealy International, Inc.」が企画・開発し、デンマークで製造されています。
ちなみに、テンピュールの工場はアメリカに2社、デンマークに1社の計3社しかないそうです。
いかにも品質管理が厳しそうな感じがしますよね。
なお、テンピュール寝具の日本での販売元は「テンピュール・シーリー・ジャパン有限会社」
「Tempur Sealy International, Inc.」の日本法人です。
エマ・マットレスの製造国は中国で、テンピュール ワン クーリングはデンマーク
どちらも品質管理は徹底しているから、安心して使えるんだね♪
硬さ・適性体重・寝心地を比較
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
ニュートン値 | 第1層=70N(柔らかめ) 第2層=150N(硬め) 第3層=120N(硬め) | ニュートン値不明 「普通」と「硬め」が選べる |
ゾーニング | 7つの領域でゾーニング | ー |
適性体重 | 60kg〜80kg | 〜60kg(普通) 60kg〜80kg(硬め) |
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エマ・マットレスは、高反発ウレタンが3層構造になっていて、それぞれ異なる硬さを組み合わせているのが特徴です。
身体に触れる第1層はやわらかめで、これによりもちっとした寝心地を実現しています。
ですが、2層目と3層目が硬めなので、身体が沈み込まずにしっかりと支えてくれるという構造になっています。
さらに、マットレスの領域をいくつかに分割して硬さを変える事で身体を真っすぐに支える「ゾーニング」という構造も持っています。
通常、3箇所程度のゾーニングにすることが多いのですが、エマ・マットレスは7箇所ものゾーニングが施されています。
テンピュール ワン クーリングは、3層構造となっていて、第1層目が5cmの「テンピュール(R)アダプト素材」
これが有名なテンピュールの低反発素材です。
これが、あの独特な低反発の寝心地を実現してくれます。
そして、第2層目、第3層目が、それぞれ7.5cmの「高耐久ベース」となっています。
低反発層だけは身体が沈み込んでしまうので、ここの第2、第3層で身体をしっかりと支えてるのですね。
マットレスの硬さも適性体重も、どちらも同じくらい。
でも、身体に当たる面の感触はだいぶ違うかも?
マットレスの厚さを比較
エマ・マットレスの厚さは約25cmです。
これだけの厚さがあれば、底付き感を感じる事はまずないでしょう。
それに対し、テンピュール ワン クーリングの厚さは約20cmと、エマ・マットレスと比較すると若干薄い印象を受けますが、それでもマットレスとしてはかなり厚い部類です。
ですので、心配はないでしょう。
どちらも厚みは十分にあるので、底付き感などの心配はないですね♪
サイズ・重さを比較
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
シングル | 97×195cm(17.5kg) | 97×195cm(16.0kg) |
セミダブル | 120×195cm(21.5kg) | 120×195cm(19.6kg) |
ダブル | 140×195cm(24.5kg) | 140×195cm(22.8kg) |
クイーン | 160×195cm(28.5kg) | − |
キング | 180×195cm(31.5kg) | − |
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エマ・マットレスのサイズは、「シングル」〜「キング」まで幅広くラインナップがありますので、どんなベッドフレームを選んでも、まず大丈夫でしょう。
(ただし、ベッドフレームは必須ではありません)
マットレスは表にある通り少々重たいですので、定期的な陰干しなどが難しいかも知れません。
テンピュール ワン クーリングは、「シングル」〜「ダブル」までのラインナップとなっています。
クイーンサイズやキングサイズが用意されていませんが、エントリーモデルなので、仕方がないでしょう。
※上位モデルには、クイーンサイズが用意されているものがあります。
こちらも、エマ・マットレス同様に重量があるので、定期的な陰干しなどは難しいかも知れません。
エマ・マットレスはクイーンとキングサイズがあるけど、
テンピュール ワン クーリングはダブルまでだね。
価格の違い
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
シングル | ¥198,000 | |
セミダブル | ¥220,000 | |
ダブル | ¥253,000 | |
クイーン | − | |
キング | − | |
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エマ・マットレスは、通常(定価)は打ち消し線の価格で、なかなか手が出しにくいのですが、現在50%OFFセールを実施していて、太線の価格になっています。
エマ・マットレスを購入するなら、セールを実施している今が買い時ですね。
テンピュール ワン クーリングは、エントリーモデルとはいえ、シングルでも¥198,000と、同サイズのエマ・マットレスの2倍近い価格(定価¥108,000)となっています。
エマ・マットレスが50%OFFセールを開催中だとすると、実に4倍近い価格になってしまいますね。
さすがテンピュールと言うべきか。
予算が無い人には、なかなか厳しそうですが、睡眠は人生の1/3を占める時間ですから、そこに投資する価値はあるでしょう。
エママットレスが欲しい人は、公式サイトのセール時期を狙うとお得ですよ♪
送料の違い
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
沖縄、離島 | 配送しない | 沖縄は¥5,500、離島は実費 |
上記以外の地域 | 無料 | 無料 |
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エマ・マットレスは、配送を無料で行なっているのですが、沖縄、離島は対象外なのです。
重くて、沖縄や離島には運べないって事なのでしょうか?
テンピュール ワン クーリングは、沖縄、離島にも配送を行ないますが、その場合は送料が発生します。
(沖縄は¥5,500、離島へは実費(発送時に連絡)の送料がかかります)
その他の地域へは無料で配送します。
沖縄や離島に住んでいる人は、残念だけどエマ・マットレスは諦めるしかないですね…。
保証期間を比較
エマ・マットレスの保証は、かなり手厚い内容となっていて、「適切な使用にもかかわらず、ウレタンフォームにたるみや凹み(2.5cm以上)が生じた場合、新品のマットレスと交換いたします」という内容です。
しかも、これが10年間。
テンピュール ワン クーリングも10年間の保証が付いています。
マットレスの厚みを95%以上保ち、へたることなく、毎晩最高の品質を提供し続けます。
との事ですが、アウトレット品は対象外との事なので、ご注意下さい。
マットレスを長く使う上で、長期保証の有無は確認しておきたいですね!
お試し期間(返金保証)の違い
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
お試し期間 | 100日間 | お試し期間なし (※上位モデルは100日間お試し可能) |
公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
エマ・マットレスには100日間のお試し期間があります。
嬉しい事に、商品到着後、直ぐにでも返品が可能です。
しかも、返送送料が無料というゴージャスなおもてなし。
もちろん、返品後には購入代金は全額返金されます。
マットレスが身体に馴染むまでに4週間〜6週間程度必要と言われていますが、100日もあれば余裕で試す事が出来ますよね。
そして、テンピュール ワン クーリングについてですが、悲しい事にお試しが出来ません。
テンピュールでは、「100日間マットレス交換・返品保証プログラム」というものが用意されています。
ですが、アウトレット品や、21cm厚未満のマットレス(テンピュール ワン クーリングは20cm)については、残念ながら対象外なのです。
エマ・マットレスは気軽にお試し出来るけど、
テンピュール ワン クーリングはお試し出来ないのが難点ですね…
購入可能サイトを比較
エマ・マットレス | テンピュール ワン クーリング | |
---|---|---|
公式サイト | ◎ | ◎ |
Amazon | ○ | ○ |
楽天 | ー | ○ |
Yahoo!ショッピング | △(公式とは無関係) | ○ |
公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
エマ・マットレスとテンピュール ワン クーリングが購入可能な通販サイトを比較してみました。
どちらも、公式サイト以外にAmazonや楽天などで購入することが出来ます。
ですが、公式サイト以外から購入した場合、「割引が適用されない」「送料が無料にならない」「お試しが出来ない」など、せっかくのマットレスを購入するうえで残念な結果になってしまうかも知れません。
マットレスは公式サイト経由で購入するようにしましょう。
どちらのマットレスも、公式サイトで買うのが一番お得なんだね♪
エマ・マットレスとテンピュール ワン クーリング、メリットとデメリット
エマ・マットレスとテンピュール ワン クーリング、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
メリットが多いから良い、デメリットが多いからダメではなく、「どちらが自分に合っていそうか」で判断するようにしてくださいね。
エマ・マットレスのメリット・デメリット
\ 25cmの極厚マットレスで腰痛対策♪ /
メリット①.外して洗えるカバー
エマ・マットレスのカバーは「Ultra Dry カバー」と名付けられていて、汗を吸収しやすく身体をふんわりと包み込む効果もあります。
もちろん、取り外して洗濯出来るので、マットレスを常に清潔に保つ事が出来ますよ。
メリット②.10年長期保証
エマ・マットレスは10年間もの長期品質保証があります。
購入から10年間、「適切な使用にもかかわらず、ウレタンフォームにたるみや凹み(2.5cm以上)が生じた場合、新品のマットレスと交換」してくれるのですから、安心して使えますね。
メリット③.100日間のお試し期間
マットレスは一般的に、身体に馴染むまでに4週間〜6週間程度の期間が必要とされています。
6週間と言えば、42日間ですよね。
エマ・マットレスは、かなりの余裕を持って、100日間ものお試し期間が設定されています。
購入後に試してみて、万が一エマ・マットレスが身体に合わないと感じたら、無料で引き取ってもらえます。
購入代金も全額返金されるので、安心して試す事が出来ますよね。
デメリット①.重たい
エマ・マットレスは厚みが25cmあります。
そのおかげで寝心地はとても良いのですが、反面とても重たいです。
シングルで17.5kg、キングサイズだと31.5kgにもなります。
たまに陰干ししたいと思っても、なかなか動かせる重さではないですね。
この重さがデメリットでしょう。
デメリット②.沖縄、離島へは配送してくれない
エママットレスは大き過ぎて(重過ぎて?)船に載せられないのか、その辺りの事情は定かではありませんが、沖縄、離島への配送は行なっていません。
その他の地域には送料無料で配送します。
沖縄、離島に住んでいる方、またはその地域で使おうと考えていた方がいらっしゃいましたら、ごめんなさいです。
エマ・マットレスは諦めて、テンピュールマットレスか、または別のマットレスを検討してみて下さいね。
テンピュール ワン クーリングのメリット・デメリット
\ スペースシャトルで培った技術♪ /
メリット①.NASAの認定を受けた唯一の素材
テンピュール ワン クーリングに限らず、テンピュールのマットレスや枕など、テンピュールの低反発寝具は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の技術を用いて開発された「テンピュール(R)フォーム」が使われています。
そして、その「テンピュール(R)フォーム」は、NASAの認定を受けた唯一の素材なのです。
もともと、スペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士のために開発された素材なので、寝心地は抜群ですよね。
メリット②.体圧を均等に分散してくれる
「テンピュール(R)フォームは、体圧を均等に分散してくれるため、まるで無重力の空間で寝てるような寝心地を味わえるのが特徴です。
反面、寝返りがしにくいので、身体の同じ箇所に負担がかかりやすくなる可能性もあります。
テンピュール ワン クーリングでは、第2層、第3層の「高耐久ベース」で、寝返りのし難さを防止しています。
デメリット①.お試し期間の設定がない
前述の通り、マットレスは4週間〜6週間程度試してみないと、身体に馴染んで来ないと言われています。
ですので、「○○日間のお試し」が設定されているマットレスはとてもありがたいのですが、残念な事にエントリーモデルのテンピュール ワン クーリングにはお試し期間の設定がありません。
「お客様都合の返品・交換は商品到着後8日以内、未開封且つ未使用の場合承ります」
との事なので、ちょっと寝てみる事すら出来ませんね。
テンピュールの上位モデルには100日間のお試し期間があるのですが、お値段もそれなりに跳ね上がってしまいますので、とても悩みどころです。
デメリット②.低反発素材は腰痛を起こす場合がある
テンピュール ワン クーリングは、上層が低反発素材です。
低反発素材は、体重が重い方が寝ると腰が沈み込んで、腰痛を引き起こす可能性があります。
テンピュールの店舗はいくつかありますので、気になる方は近くの店舗で実際の寝心地を確かめてみると良いでしょう。
エマ・マットレスが向いている人
エマ・マットレスが向いている人はどんな人なのかをまとめてみました。
以下の項目が当てはまるようでしたら、エマ・マットレスが向いていますよ。
エマ・マットレスが向いている人
- 腰痛が気になる人
- 高反発の硬めのマットレスが好み
- 体重60kg〜80kg程度で、身長175cm以下の人
- 沖縄や離島以外の場所に住んでいる(またはその場所で使う)
- クイーン〜キングサイズのマットレスが必要
いくつ当てはまりましたか?
エマ・マットレス最大のデメリットは「沖縄、離島へ配送出来ない事」だと思いますので、それ以外の地域の方は、まずは気軽に試してみても良いかも知れませんよ。
\ クイーン、キングサイズもOK♪ /
テンピュール ワン クーリングが向いている人
テンピュール ワン クーリングが向いている人はどんな人なのかをまとめてみました。
以下の項目が当てはまるようでしたら、テンピュールワン クーリングが向いていますよ。
テンピュール ワン クーリングが向いている人
- 低反発のもっちりとした寝心地が好きな人
- 腰痛持ちではない人
- 体重40kg〜80kg程度で、身長175cm以下の人
- 日本全国どこででも使いたい
- シングル〜ダブルサイズのマットレスで十分
テンピュール ワン クーリングは「お試しが出来ない事」が最大のデメリットです。
つまり、一度購入してしまうと初期不良で無い限り、返品が出来ないという事です。
この点だけ注意して下さいね。
\ NASAが認めた無重力の寝心地♪ /
結論、エマ・マットレスとテンピュール ワン クーリング、腰痛に良いのはどっち?
エマ・マットレスかテンピュール ワン クーリング、腰痛に良いのはどちらでしょう。
一般的に低反発マットレスは、腰が沈み込むので腰痛には不向きと言われています。
ですので、ここは高反発マットレスのエマ・マットレスを選択すべきでしょう。
お試し期間が100日(3ヶ月強)もあるので、いろいろな寝姿勢を思う存分試す事が出来ますね。
テンピュール ワン クーリングにお試し期間がないのは残念ですが、もし寝心地を確かめてみたいのであれば、近所の店舗で是非試してみて下さいね。
(上位モデルで100日間のお試しをするという手もありますよ)
\ エマ・マットレスは気軽に試せる♪ /
最後に
エマ・マットレスとテンピュール ワン クーリングを様々な観点から比較してみました。
高反発マットレスと低反発マットレス対決みたいになってしまいましたが、腰痛が気になるのであれば高反発のエマ・マットレスの方が良いかも知れませんね。
とはいえ、テンピュールは実店舗があるのが強み。
近くにテンピュールの店舗があれば、是非その寝心地を確かめてみて下さい。
という訳で、今回はエマ・マットレスとテンピュール ワン クーリングをご紹介させていただきました。
あなたが選んだマットレスが、きっと至福の眠りを与えてくれることでしょう。